大阪府 吹田市 小児科・アレルギー科 阪急北千里駅 【ほそいがく こども診療所】  院長:細井 岳(ほそい がく)
小児科・アレルギー科
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ワクチン接種について



| ワクチン接種の意味 | ワクチン接種の目的 | 日本はワクチン後進国 |
| ワクチンについての総論 | 接種ができない場合 | 接種の間隔 |
| 接種後の注意 | ワクチンの公費負担の有無 |
各種ワクチンについて
基本的に不要なワクチンというのはありません。
よくご両親から「このワクチン接種した方が良いですか?」と質問されます。「経済的に可能であれば、どのワクチンも接種すべき」とお答えしています。副反応が気になるとは思いますが、重篤な副反応でワクチンとの因果関係がはっきりと証明されたものはなく、明らかに危険なワクチンは開発の段階で淘汰されていますから、過度の心配は不要です。以下にワクチン接種に関する当院の考え方を記します。(他の考え方を否定するつもりはありませんが、賛成はできません。)
ワクチン接種の意味

子供、特に乳幼児は、免疫の未熟さから、多くの感染症に罹ると重症化しやすいという特徴があります。こういった感染症を予防するのに安全で確実性の高い方法がワクチン接種です。日本ではワクチンによる健康被害の側面が強調され、ワクチンというすぐれた予防法があるにもかかわらず、ワクチンのメリットが理解されていない傾向があります。

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ワクチン接種の目的

大きく4つの目的、あるいは利点があります。

1. 接種した本人を病気から守ること。その疾患にかからないようにする、あるいは重症化を防ぐことで、その感染症にかかったことによる不利益(からだへの負担、後遺症や最悪の場合は生命の危険)を回避することができます。
2. 病気を周りの人にうつさない、その病気を流行させないということ。妊娠中のお母さん、おなかの中の赤ちゃん、弟や妹、おじいちゃんやおばあちゃんなどの家族内のメンバーや、よく遊ぶお友達、保育園、幼稚園、小学校のクラスメートなど、そんな周りの人たちを守ってあげるという意味でもワクチンは大切です。最近の日本ではこのような観点が欠如しているというのが、残念ながら現状です。
3. ワクチンで予防できる病気を回避することで、保護者の方達の精神的な負担、仕事を休まなければならない場合の社会的、経済的な負担、病院に行かなければならないという医療費の負担などを減らすこと。
4. Hibワクチンや肺炎球菌ワクチンを接種することで、不要な抗生物質の使用をひかえることができ、抗生剤の効かない耐性菌の増加を防いだり、子供たちを抗生剤漬けにすることを避けたりすることにもつながります。
このように現在日本で接種可能なワクチンを接種することにはメリットがたくさんあるのです。

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残念ながら日本はワクチン後進国

WHOは最重要ワクチンとしてB型肝炎、ヒブ、肺炎球菌、ロタウィルスワクチンを指定し、途上国でも無料で受けられるようにと指示しております。日本では、やっとヒブ、肺炎球菌ワクチンが定期接種化され、費用は公費負担となりました。2016年10月から、1歳未満のみですが、とうとうB型肝炎も定期接種化されました。残念ながら、ロタウィルスワクチンはいまだに自費で行う任意接種です。また、水ぼうそう、おたふくかぜワクチンも先進国では無料化 するようWHOは勧告しておりますが、日本では、おたふくかぜワクチンは未だ任意接種です。やっと2014年10月に水ぼうそうワクチンが公費負担(年齢制限あり)になりました。はしかの流行も問題になりました。日本はアメリカへのはしかの輸出国第1位とされています。はしかの流行は日本、アジア、アフリカの途上国ぐらいでしかみられず、ヨーロッパ、北米、南米大陸では既に撲滅した疾患です。そんな日本ですが、必要なワクチンを子ども達に接種できるようにという多くの方々の努力により、ここ4-5年の間にワクチン行政はかなり進歩し、接種できるワクチンはだいぶ増えてきました。

一方、ワクチン接種を警戒する方がいるのも事実です。実際に罹患した方が良いとお考えの方もいます。そういった方は、その疾患に罹患しても後遺症なくもとどおりに元気になる、あるいは自分のお子さんはそういった疾患に罹患しない、という誤った信念をお持ちなのだと思います。自分のことだけでなく、他人のことも考える余裕と優しさを持って下さい。優先順位はもちろんありますが、 メリットがデメリットを遥かに上回るからこそ、そのワクチンが利用できるのだ、ということを忘れないようにして下さい。

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ワクチンについての総論

ワクチン全般についての説明をします。実は母子手帳にもワクチン(特に定期接種のワクチン)についての情報が詳しく載っています。再度母子手帳にも目を通してみて下さい。

ワクチンの種類
1.生ワクチン

生きているウィルスまたは細菌を体の中に入れるタイプのワクチン。弱毒化しているので、発症には至りませんが、時に、疾患に罹ったときと同じような症状が起こることがあります。
接種すると、体内で弱毒化したウィルスや細菌が増殖し、その後排除されるまでの間(接種から2〜3週間ごろ)、副反応が起こる可能性があります。また、ほかのワクチンとの相互作用を避けるためにも27日間は次のワクチンは接種できません。
ウィルス:麻疹、風疹、おたふくかぜ、水痘、ロタウィルス
細菌:BCG

2.不活化ワクチン

生きた病原体ではなく、ウィルスなどの全体あるいは一部を精製してワクチンにしたもの。感染性がなく、もちろんウィルスなどは自己増殖しないため、6日以上たてば次のワクチンを接種することができます。しかし、免疫を得るためには原則複数回の接種が必要です。
ウィルス:日本脳炎、インフルエンザ、B型肝炎、A型肝炎、ポリオ
細菌:百日咳、肺炎球菌、b型インフルエンザ菌(Hib)

3.トキソイド

細菌の産生した毒素を精製し無毒化したもの。一種の不活化ワクチン
ジフテリア、破傷風、DT、DPT


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ワクチン接種ができない場合

基本的に私が診察して、ワクチン接種の可否を決定しますが、以下の場合は残念ながらワクチン接種は控えることになっています。

明らかな発熱(37.5℃以上)がある者
重篤な急性疾患に罹っている者(肺炎、気管支炎など)
予防接種によってアナフィラキシー(ひどいアレルギー反応)を起こしたことがある者
生ワクチンの場合は妊娠していることが明らかな者


最近かかった病気について
●麻疹では4週間
●水痘風疹、おたふくかぜなどでは2〜4週間
●感冒、突発性発疹、手足口病、伝染性紅斑後は1〜2週間の間隔をあけて接種します。

家族や遊び仲間の病気
麻疹、風疹、水痘、おたふくかぜの潜伏期間は2〜3週間なので、接触の程度を考慮して、感染の可能性があるのならば、延期が必要です。

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ワクチン接種の間隔

1.違う種類のワクチンについて

令和2年10月1日から、定期接種実施要領の改正に伴い、異なるワクチン間の場合、あるワクチンを接種してから次のワクチンを接種するまでに、一定の間隔をあける必要がなくなりました。つまり、注射生ワクチン、経口生ワクチン(ロタウィルスワクチン)、不活化ワクチンのどれを接種しても、次に異なるワクチンを、いつ接種してもよくなりました(異なるワクチンの接種間隔の規定の撤廃)。ただし、引き続き、注射の生ワクチンどうしの間隔は、27日以上あけることが必要です(免疫産生の上でワクチン間の干渉が起こる可能性があるため)。
同じ種類のワクチンを複数回接種する場合はワクチン毎に推奨された接種間隔(効率的に免疫が得られるように設定)があるので、そのスケジュールに沿って接種します。

2.同時接種について

あらかじめ混合されていない2種類以上のワクチンについては、同時に接種することができます。ただし、接種部位は別々にしますから(ワクチンの混合はできません)、同じ日に接種できますが、痛みが1回で済むという訳には残念ながらなりません。ご希望の方は院長にご相談下さい。

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ワクチン接種の間隔

接種当日は、いつも通りの生活でかまいません。入浴も可能です。
ただし、水泳、マラソンなどの激しい運動は禁止です。
接種後30分以内に重いアレルギー反応が起こることがあるので、なるべく接種後しばらくは病院に戻れるような状況にいられるようにして下さい。この意味からも閉院間際の接種希望は避けて下さい。
特に年長児では、接種の恐怖や不安から血管迷走神経反射がおこり、気分不良、顔面蒼白、冷や汗などの症状が起こることがあります。 (0.8%程度)

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ワクチンの公費負担の有無

日本では残念ながらすばらしいワクチンでも全てが公費負担にはなっていません。ワクチンの公費負担の有無については以下の通りです。

1.定期(公費負担のあるもの)

BCG(結核)、DPT(ジフテリア、百日咳、破傷風)、ポリオ、MR(麻疹、風疹)、日本脳炎、肺炎球菌、b型インフルエンザ菌(Hib)、子宮頸がん予防ワクチン、水痘(3歳未満)、B型肝炎(一歳未満)、ロタウィルス(生後14週6日まで)

2.任意(自費でおこなうもの)

おたふくかぜ、A型肝炎、狂犬病、髄膜炎菌

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